アトリオン
催事(イベント)情報
貸し館ご案内・施設紹介
館内フロアガイド
アトリオンメンバーズ会員制度
秋田アトリオン音楽ホール
秋田市立千秋美術館 岡田謙三記念館
交通アクセス
アトリオン大活用!こまったらこのボタン

音楽のソムリエ
メールマガジン 元気な音楽ホール・アトリオン
裏方スタッフのブログ アトリオン音楽ホール日記
アトリオン主催公演アーカイブ
アト-Link
花時計、花ひらく。

 7/15日付けの秋田魁新報社に
『花時計、ようやく“開花”』という記事が掲載されました。
画像 054.jpg

昨年の12月から具合いが悪くなり、
「花時計故障中」の看板を1Fエントランスに掲げておりました。
たくさんのお客様から、
「まだ直らないの?」
「不便なのよね・・・花時計がないと・・・」
「花時計がないと雰囲気がでないのよね・・・」
などなどたくさんのお声を拝聴いたしました。
花時計を楽しみにしていただいてるお客様には大変申し訳なく、
この場をかりてお詫び申し上げます。

 修理にも、たくさんの条件がそろわないと着工できない状況がありました。
修理できる業者を探すこと、
修理部分の部品を手に入れること、
修理期間は足場を組むため、B1Fのイベント広場が連日して空いている時を選択すること・・・
御存じのように、一般の家庭用掛け時計とは違うため
着工~完了までにこんなにお待たせしてしまいました。

 今日は、花時計の修理の過程をお写真でご紹介いたします
 
 まずは、足場を組みます

画像 061.jpg

 高さでいうと2F部分の高さまで足場を組まないといけません。

画像 062.jpg

花時計の内部の部品を修理するため、花弁をひとひらひとひら取っていきます。
画像 055.jpg
 
 そして・・・部品を交換します。
画像 060.jpg

 約10日間の工事が無事完了しました。
皆様、お待たせいたしました。


花ひらく、

アトリオンのシンボル

花時計です・・・


音楽時計1.jpg

TEXT/藤原彩


Date:10.07.16
小暑に入りました。。。

 二十四節気のうちの一つ、小暑にはいりましたね。。。
アトリオンも冷房が入り、来たる盛夏を待ちわびております。
楽しい夏を過ごすためにも、今回のお話は、
「夏を乗り切る方法」をお伝えいたします。

 この時期になると、
「夏ばてしそうだから肉や鰻を食べてスタミナをつけよう!」
なんて、さっそく予定をたてている方はいらっしゃいませんか?
それはそれで間違った考え方ではないと思います。
私も、数年前まではそうでした。
しかし、こうしたエネルギッシュな食事は、
「摂取する人が健康でないと却って身体に負担を掛ける」
ということになり易いのです。

なぜなら、肉や脂の多い食物は
「消化吸収に時間が掛かる」からです。
内臓もそれだけ多く働かなければなりませんし、
消化吸収の間は血液が内臓に集中するので
頭や手足の末端まで血液が行き渡り難くなります。
頭に血が回らないからボーっとしてくるし
気分が集中しないとイライラも募ってきます。
それが喫煙や濃いコーヒー、或いはアルコールなどの
嗜好品に気分を向ける結果となり、内臓はさらに疲労する。
さあ、大変です!!
しかも、冷たいものを摂取する機会の多い人には
ダブル・パンチとなりかねません。

 冷たいものは身体を冷やします。
昔から「冷えは体の大敵」といいますよね。
 当たり前のことですが、これがどういうことか
全然解っていない人が多いんです。

 例えば・・・
冷たい水に手をつけるとキュッとする。
ずっとつけていると感覚が鈍ってくる。
こうしたことが、
お腹の中で行われているのです。
内臓にとっては働きにくいことこの上ないでしょうね。

 さらに、肉の脂肪分は人間の体温では溶けにくいので
温度が下がったら、なおのこと消化し難くなる。
だからいつまでも胃の中にあるし、内臓は働きどおし。
そんな状態で時間が経って、次の食事が入ってくる。
胃の中のものが十分にこなれていないけれど
次の食べ物が上から入ってくるから仕方なく腸に降ろす。
そして胃も腸も休む間もなく働くことになる。
そうこうして・・・
もう駄目だ!これ以上働けない!
という信号が内臓から発せられると・・・
腹痛、胃痛、吐き下しなどとなって痛い思いをする。

こうした種類の信号が発せられたときに
それをちゃんと受け止めればまだ問題はないのですが、
薬、しかも市販薬でもって表面上の痛みだけ止めてしまうと・・・
積もり積もって秋口に体調を崩す原因となったり
もっと酷い痛みとなって現れたりします。

こんな状況にならないためにも!

暑いときこそ「お粥」をお勧めします。
消化吸収に時間が掛からないから内臓に優しく
また、内臓が温まるので体内からの発汗が得られます。

この発汗は新陳代謝を促進し、汗に含まれた老廃物を捨て
体内の水をサラサラにします。
水がサラサラになれば体内の隅々まで行き渡り
体温の調節に自ずから役に立つことになります。
いい汗は運動だけでなく
食事のなかからも生まれるんです。


 お粥だけじゃ、物足りない・・・
そんな方もいらっしゃると思います。
なので・・・小鉢に数種のお供を用意します・

梅干
刻んで干した昆布
ちりめん山椒、
佃煮(できればお野菜などの)
瓜と茗荷の塩揉み・・・などなどをお供にお膳の上にのせます。
見た目も食べ応えもある、お膳になります。
そして「お粥」というと病人食のように思われがちですが
こんな風に「お供」がいろいろあると、食べていて楽しく
「御馳走を頂いている!」という気分にもなります。

ちなみに、私は良く「お粥」を頂きます
ここまで、読んでくださった方は薄感づいていらっしゃると思いますが、
私、実は。。。
カユラーなのです(笑)
私が好んで食すお粥は米と水が1対10の粥ですから、
お茶碗に一杯いただいて
更に「おかわり」をしても、
御飯一膳にも満たないのに
とても満足感が得られます。

冷や御飯を適当にラップに包んで冷蔵庫に取っておき
鍋に水と御飯を入れて、15~20分ほど静かに炊くだけ。
中火にして絶対にかき混ぜないこと。
これがお粥を美味しく作るコツです。
(時間がある時は生米からコトコト炊きましょう!)

それから、美味しく炊けたサラサラのお粥に
塩気のあるものを混ぜることは厳禁です。
ホテルなどの朝食でたまに見かけるのですが・・・
お粥の器に佃煮海苔などを入れてグルグルとかき混ぜる。
これはお粥を不味くする食べ方です。
なぜなら、折角ふっくら炊けても塩分が加わると
浸透圧のせいでお米と水が分離してしまうからです。
こうなると食感は悪くなるし、
びしゃびしゃのお粥になって食べ難いことこのうえありません。


お粥に匙を入れ、そこに一口で食べる分のお供を載せる。

一口分づつ。。。

少しづつ。。。
これがお粥を美味しく頂くコツなのです。

無題.bmp

まだまだ暑い日が続きます。
今年の夏は、是非とも「お粥」をお試しください。

TEXT/藤原彩


Date:10.07.12