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ベルギーとうなぎのぶつ切り

 ある時、ブリュージュで知り合いのオルガニストと共にベルギーの郷土料理を食べに行きました。
私はムール貝、彼女はうなぎのぶつ切り、グリーンソース煮(とでも言えばよいのでしょうか)。
バケツ一杯のムール貝!にもびっくりしましたが、うなぎのぶつ切りを初めて目の当たりにした私はさらにびっくり! うなぎの蒲焼しか知らない身には、見た目だけでも大ショック。でも、知り合いは普通に食しておりましたので(ただし、半分くらい)、日本人でも受け付けられるお味なのでしょう。
私もバケツ一杯のムール貝はさすがに手に負えませんでしたが、お味はおなじみの『貝の酒蒸し』でした。
 
 いきなりの変な書き出しで、ベルギーのイメージが損なわれたかしらん。
ところで今、2つのベルギー美術の展覧会が開かれています。
ひとつは国立西洋美術館の『ベルギー王立美術館展』、もうひとつは秋田市立千秋美術館の『ベルギー近代の美~印象主義から表現主義、そして抽象へ~』(11月5日まで)。こちらは、ベルギー美術の個人収集家であるドイツ人、ハインリヒ・サイモン氏のサイモン・コレクションの展覧会です。

 私は時間が許す限り、自分の訪れた都市の美術館を巡ることにしています。ベルギーに滞在した時も一日をブリュッセルのベルギー王立美術館で過ごしました。この美術館の膨大なコレクションを制覇する前に、まずはグラン・プラスへ足を運び、そして近くの教会に飛び込んでミサに出席。フラマン語でもミサはミサなのでさほどの違和感もなくクリア。 (ただし説教は除く)
さて準備は万端、いざ美術館へ出陣!
 
 この美術館は古典美術館と近代美術館の2部門からできていて、これを全部巡るのは結構大変でした。
 ブリューゲル、ルーベンス、ヴァン・ダイク、クノップス、アンソール、マグリット、デルヴォー…等の名画を前に、おおっ!と心は歓喜の雄たけびを上げていましたが、古典美術館だけでも足はすでに棒のよう、さすがに疲労の色は隠せませんでした。それがマグリットやデルヴォーのシュールレアリズムのセクションに足を運んだ途端、彼等のやさしく(?)、比較的ブルーが多様される画に心が癒されました。シュールレアリズムに人を癒す力があるかどうかは定かではないけれど、ホッとしたのは紛れもない事実でした。

 足で知る築いたものの重さかな

                     自家製うな丼.JPGでも、うなぎはやっぱり蒲焼が…

 


香取智子 wrote|Date:06.10.27|コメント (0)

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