もう、春ですね
長らくご無沙汰しておりました。
この一ヶ月あまり、自分のコンサートやらオルガニストのちょっと学術的な専門誌の編集長の仕事に追われていまい、ソムリエは開店休業状態となってしまいました。
気がついたら、もう4月。花粉、黄砂にまみれて辛い季節となりました。空気循環の悪いビルディングの中はなかなか大変です。
子供の頃、春になるとよく潮干狩りに行きました。東京湾はまだ埋め立ての始まる前、眼前には広々とした遠浅の砂浜が広がり、アサリの養殖が行われていました。砂の中に隠れているアサリを夢中で掘り出し、袋がいっぱいになると、いつの間にか潮が満ちてきて砂浜が消えていきました。自然の不思議さを感じながら満足顔で家路に着き、収穫を誇らしげに家族に見せたものでした。
アサリがおいしくなるこの季節、私のお気に入りのパスタが食卓に並ぶ日が増えます。
このオリジナル(?)のあさりスパゲティのルーツは、学生時代にさかのぼります。今ではすっかり近代的に変貌を遂げた立川駅ですが、以前のちょっと泥臭さの漂う立川駅近く、ごく普通の喫茶店にそれはありました。今で言うスープ・スパゲティで、こってりとして白濁した、云うならば“スパゲティ・とんこつスープ味”みたいなものでした。何回か通ってその味を覚え、自分でも作ってみることにしました。こうして長い年月をかけ、“とんこつスープ”より洗練された(と思う)我流あさりスパゲティが完成しました。
材料はアサリ、シメジ、インゲン、にんにく、オリーブ油、お好みで乾燥バジル。
まず、たっぷりのオリーブ油に輪切りにしたにんにくを入れて香りを出します。このにんにくも食べるのでそのままにします。(もし、にんにくが苦手なら包丁でつぶして香り付けだけして出してもよいかもしれません。)そこへ砂抜きして洗った貝を投入、蓋をしてむらします。貝の口が空いてきたら、シメジを投入、いためるようにして火を通したら塩、コショウお好みで乾燥バジルを入れます。塩加減は“ちょっとしょっぱい!!”と感じるくらいでないと、パスタを入れた時に薄くなってしまいます。ここに茹で上がったパスタを加え、よく混ぜたら火を止めます。水分が少なすぎたらスパゲティのゆで汁を加えてください。最後に茹でたインゲンを彩りに加えて出来上がり。別に茹でるのが面倒なら、しめじと一緒に入れてもOKです。
パスタは細めの方が、味がよくからみます。ポイントは上質のオリーブ油とにんにくを惜しみなく使うことです。私は2人前に3から4かけほどのにんにくを使用します。
あさりスパゲティ、トマトとモッツァレッラのサラダを添えて
また、食べ物ネタになってしまいました…反省。
でも音楽屋は元来食いしん坊で、おいしいものを食べていると幸せ!!という単純な人種でもあるのです。
香取智子 wrote|Date:07.04.03|
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