野生児、六本木に出没する!?
連休中、本当に久しぶりに六本木を訪ねました。都営地下鉄大江戸線の六本木で降りたら、頭上がおしゃれな東京ミッドタウン。いつも自転車で飛び回る、といったかなり野生的な生活を送っている私は、ちょっと身構えながら街へ…

国立新美術館へ続く道には、今どき珍しい昔ながらの個人経営のクリーニング屋さんもあり、背後に聳え立つ六本木ヒルズと対照的でとても面白い。
国立新美術館では6月9日まで、モディリアーニ展が開催されています。
モディリアーニは、今でもとても人気のある作家のひとりですが、彼がアフリカ、オセアニア、東南アジアなどのプリミティブ美術(原始美術)から多大な影響を受けていたことは、あまり知られていませんでした。
今回の展覧会はそこに焦点を合わせたもので、初期のカリアティッド(古代ギリシャの神殿の梁を支える女性を象った柱)作品群や、多くの個人所蔵の作品が集められ、モディリアーニ芸術の変遷を一望することができます。

すごくしっかりした装丁の図録
古い話で恐縮ですが、高校の同級生・Nさんは大のモディリアーニ・ファンでした。当時、生意気盛りの私は、モディリアーニをそれほど高く評価していなかったので、「エーッ、モジリアーニ!?」と、少々小バカにしたように鼻であしらいました。すると、「モジリアーニじゃなくて、モディリアーニよ!!」と甲高い声で憤慨されてしまいました。
私は音楽の授業が自習になると、よく教室を抜け出して階下の美術室へ潜り込んでいました。Nさんがキャンバスを前にして制作する様子を眺め、冷やかすのが目的です。
彼女はオーケストラ部にも所属していたので、オーケストラの絵を描いていたことがありましたが、、デュフィそっくりの作品でした。間髪入れず、つっこむ私!! “学ぶ”は“まねぶ”、すなわち“まねる”に由来する言葉だと知りながら、意地悪をしたのです。
Nさんは、普通大学を卒業後、すぐに美大に入り、シルクロードを旅して小さな個展を開きました。一回目の個展は留学中の私に代わり母が、二回目は私が伺いましたが、その後、交流は途絶えてしまいました。今頃、どうしているのかなあ?

ハマナスのつぼみ
こんなことを思い出しながら展覧会場を巡っていると、『大きな帽子を被ったジャンヌ・エビュテルヌ』の前にたどり着きました。なんて優しい絵なんでしょう!! モディリアーニを再認識した一瞬でした。
帰り際、東京ミッドタウンに移ったサントリー美術館の『ガレとジャポニスム』(終了)に足を運びました。
オルセー美術館やサントリー美術館などが所蔵するガレの作品から、ジャポニスムの影響を辿っていくもので、とても美しかったです。
美術館のカフェで、ガレの工房があったナンシーの名産、アーモンドを使ったチョコレートケーキを、香り高い紅茶といっしょにいただきました。美味でした!!
香取智子 wrote|Date:08.05.14|
コメント (7)
コメント
ギロッポン(笑)に行かれてたんですね♪亀仙人は、
都会こわしです。一人じゃ歩けません。雑誌とか見ていったつもり・・・で十分です~。でも、美術館めぐりとか、したいです。芸術は爆発だ~☆
モディリアーニ展、行かれたのですね!私は国立新美術館は、以前、モネ展で行ったことがあります。そういえば私も、高校時代に美術部でへたくそな油絵を描いたりしていましたが、よく部員同士で、どの画家が好きか?なんて語り合っていたことを思い出しました。モディリアーニは目が白く描かれていたりして、当時は「こわーい!」と言い合っていたような・・?
でも、私も今回の展覧会を前に、TVの番組でモディリアーニが最初に彫刻家を目指していたことや、作品の背景にあるものなどを知り、また新たな視点を持つことができました。
ギロッポンって! もう死語でしょう。亀さんは長生きなので、もしかすると結構お年ですか?
今は都会も、田舎も、ある意味どっちもこわい。
でも、絵を見たり音楽を聴いたりするのは、やはり断然都会の方が恵まれていますね。
私の師匠が日本にいらしたとき、東京国立近代美術館へお連れしたことがあります。そのときは梅原龍三郎展でしたが、フォービズムなどの影響が直接的に感じられるもので、私の師匠の目にはあまりクリエイティブな作家とは映らなかったようでした。
師匠は、常設展示の岡本太郎の作品に心惹かれたようでした。私が「芸術は爆発だ~!」と言う作家だと説明すると、「烈しいなあ!!」と言ってました(以上、フランス語です)
ボンジョールノ☆亀仙人の年齢については、ご想像におまかせするって事にしてください。
でも年齢ごまかしてるでしょ!ってよく言われます。
まぁ、あえての、ギロッポン♪つうことで。
岡本太郎ラビュですよ~☆☆素敵男子です。
青山で見た、「午後の日」はカワユスでした♪
モジリアーニさんをモディリアーニと呼ぶのは、
車評論家の某氏が、メルセデスを「メルツェデス」と呼ぶのと同じ感覚なのかもしれませんねー。
人それぞれにこだわりがあるのだなあ・・・。
5月のブログで思い出を書いていただいたNです。
年賀状をやりとりしている高校の同級生のKさんがこのブログのことを教えてくださいました。高校時代のこと、そして私の知らない香取さんのお話を楽しく読みました。実はブログに書かれた,「モジリアーニ」の件は覚えていないのですが、私の記憶にある香取さんはすらっとした聡明な印象で、それほど長くはない髪を結んでリボンをつけていました。きっと合唱部の伴奏をするからなのでしょう。また世界史の試験勉強の話をしたことや、彼女が「合唱の伴奏は、ただピアノを弾くだけよりむずかしいのよ」と話していたのを覚えています。いずれにしても、これまでのご活躍の様子がわかりうれしかったです。私は西国分寺に住んでいますので、いつかはお会いする機会もあると思います。それを楽しみにこれからもブログを読ませていただきます。
Nさん、書き込みありがとうございます。
お元気のご様子、何よりです。
仕事の合間を縫って書くので、なかなか大変なのですが、今後ともよろしくお願いいたします。
秋田は雪の季節になりました。