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〜裏方スタッフのブログ〜アトリオン音楽ホール日記

レコード

子どもの頃、母がどこからか
クラシック音楽の名曲集
当時のレコードを買ってきました。

そして、それと同時に、小さな社宅の一室には
小さなレコードプレイヤーもやってきました。
LP版を乗せるといっぱいいっぱいな。

針を自分の手でソ~~~っと乗せるのが
小さな私にはこれまた緊張(汗)
不思議なことに母は
ピカピカのレコードとプレイヤーを
子どもの私たちに
「いじってはいけない」
と言うことはありませんでした。

喜んでプレイヤーにレコードを乗せたり、
とっかえひっかえレコードを代えたり、
いつのまにか曲当てクイズなるものをして
騒いでる私と姉と妹を
嬉しそうに眺めていたように思います。

そのレコードは、小学校の音楽の授業で
レコード鑑賞の時に聴くような
いわゆるクラシック音楽の定番曲(?)
有名どこの曲がたくさん入ってました。
今思えば、
それらを集めた子ども向けのレコードだったのでしょうか・・・。

音楽の授業ではレコード鑑賞をする時に
先生が必ず、みんなの前でこう言います。

「この曲知ってる人?」

待ってました!
んも~~~知ってるもなにも!
教科書の曲、全部わかるんだってば♪

そう思いながらも遠慮がちに手を挙げる私。
手を挙げるのは私ひとり。

本当は自信満々(笑)
鼻持ちならね~~~
思い出すと顔から火!

楽しかったなあ~音楽の授業。
好きだったな~~音楽の時間。


私の音楽熱は
小学校の頃が一番燃え盛っていたように思います。
その熱はまるで永遠に続くかのように。

しかしその熱は・・・・
小学校で燃え尽きてしまった!

というよりも、
音楽と私とは初めから微妙な関係にあったのかもしれません。
むむ・・??怪しげ・・??


今現在、
あまりに作曲者名と曲名と曲とが一致せず
四苦八苦している私は
新聞の真ん中あたりの一面によくある広告に
「これであなたもクラシック通♪名曲全集」
なるものを見つけると
思わず注文したくなる衝動に駆られます。

もうレコードではなくCDに変わっていますが・・・・


BY 加藤直子


音楽事業部 wrote|Date:08.06.27|コメント (3)

コメント

確かに最近レコードを見かけなくなりましたよね。

私も加藤さんと同じように、
子供の頃いつも家の中ではクラシックが
流れていました。

居間でごろんと横になった父が、
曲に合わせて架空の指揮棒を振りながら
自分の世界にどっぷり浸っているのを
少し離れた所から不思議な気分で
眺めていたものです。
(音楽は、時々ポール・モーリアだったりも
しましたが)
子供の頃ずっと聴いていた音楽というのは、
何十年経っても、自分の奥底の
芯みたいな場所に擦り込まれていて、
ある日ある時どこからともなく
それが聴こえてくると、
インプットされていた幼い日々の情報が
瞬時に蘇ってきたりして。
(なので、実は私、今でも
ポール・モーリアを聴くと、自動的に
切なくなったり懐かしくなったり、
あらゆる感情が溢れてきて、
ちょっと忙しくなるのです)

クラシック=なんとなく敷居の高い音楽。
と、敬遠してしまう人も少なくないと思います。
でもコンサート会場へ足を運んで、
生で聴いてみたらきっと共感する何かを
感じてくれるんじゃないかなあ。
作曲者や曲名が分からなくても、
気楽に楽しんで、クラシックをもっと身近に
感じて興味を持ってもらえたら嬉しいです。
(ひとりのクラシック・ファンとして)

これからも、アトリオンでの様々なコンサート、
楽しみにしています♪

投稿者: ゆみ | 2008年07月11日 18:01

レコードには人それぞれの思い出が秘められているものですね。吾輩が初めて手にしたレコードは『運命」と『未完成」でした。以来クラシック音楽とともに生活してきました。寛ぐ時は勿論のこと勉強する時も音楽をかけながらでした。後になって知ったのですが、思考したり計算するのは左脳で、芸術を感知するのが右脳と役割分担ができているので、勉強中の音楽は邪魔にならなかったということのようです。ですから歌のある曲は左脳を刺激するので勉強の邪魔になっていましたもの。
小学生の時には音楽大好きだった加藤女史にとっての悲劇は、音楽を聴いてその曲名を披露するというような知識を集積することに走ったことではないでしょうか。本来右脳で楽しむべき音楽を左脳で感知していたということになります。音楽が右往左往ならぬ右脳左脳していたかも知れませんね。
この曲は誰が作曲した何という曲か、とか、誰が何歳の時にどういう状況で作った曲か、という薀蓄を傾けてはひけらかす人もおりますが、大事なことはもっともっと右脳を活発にして左脳を休ませて、いかにその曲が素晴らしく心の琴線に触れたかを感じることであり、感動できる自分がそこにいることを実感することではないでしょうか。
いやー、音楽って本当に素晴らしいですね!ではまたご一緒に楽しみましょう!

投稿者: ブラームスコ | 2008年07月18日 19:37

ゆみさん、ブラームスコさん
こんにちは。
いつもコメントをありがとうございます。

何も考えずに音を楽しむ。
まさにそれが音楽ですよね。

なぜか最近、
どんな曲でもワクワクしながら
聴いている自分がいます。

音楽の授業が好きだった頃に
タイムスリップはできないですが、
今からまた新たに、無垢な心で
もう一度音を楽しみたいと思っています。

投稿者: 音楽事業部 加藤直子 | 2008年07月22日 14:28

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